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200年住宅はエコ?

福田政権時代に「200年住宅」構想なるものが発表され、税制もそれを支えるために平成20年度税制改正において、「長期優良住宅(200年住宅)促進税制」が創設され、登録免許税や固定資産税の軽減措置が講じられました。

税理士として税制改正があるとその趣旨も学び、お客様に改正の内容とともにお伝えするのですが、この200年住宅税制の趣旨にはお客様の反応がいまひとつなのです。伝える私も納得していないためでしょうか。

この税制の元になった「長期優良住宅の普及の促進に関する法律案」の「総則」には、以下のような文言があります。

「現在及び将来の国民の生活の基盤となる良質な住宅が建築され、及び長期にわたり良好な状態で使用されることが住生活の向上及び環境への負荷の低減を図る上で重要となっていることにかんがみ、長期にわたり良好な状態で使用するための措置がその構造及び設備について講じられた優良な住宅の普及を促進するため・・・」

地震などの耐久性の向上は大事だと思いますが、建替しないことが本当に環境の負荷の低減になるのでしょうか?

例えば今から200年前(西暦1800年、江戸時代)の建物と今の建物を比較すると、耐久性や熱効率などの技術力も比較にならないほど改善されているでしょう。いまから200年後もそれなりに技術力が上がっているでしょう。最新の技術とそのときどきの状況に合わせて建築するほうが環境にも優しいような気がしますがどうなのでしょう?

建築の専門家でない人には200年もつ住宅のイメージが湧かないので、税制改正の趣旨もピンとこないのかもしれませんね。

*税理士法人赤坂合同会計事務所のHPはこちら

http://akasakakaikei.jp/

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コメント

200年住宅の意義として、行政は低炭素型社会と社会資本の整備を兼ねた国策として打ち出しているようであり、エコ技術は日進月歩進み、200年住宅が実現したとしても近い将来陳腐化することにより建て替えするほうが合理的とするご意見も正論と思います。我々庶民としては、住宅の構造躯体(スケルン)と設備(インフィル)と分けて考えた場合、地震が少ない欧州では石造り、レンガ造りの長寿命住宅により家計負担が少ないことも事実です。空調など設備(インフィル)は居住者の趣向の問題と捉えてはいかがでしょう、金が無ければ夏は裸で、冬は部屋で防寒衣を着てすごす、それも人生と思っております。

投稿: 山脇繁弘 | 2008年9月29日 (月) 21時18分

山脇さん、コメントをいただきありがとうございます。私のブログで初めてのコメントでしたので、感動いたしました。200年住宅が本当に環境負荷を低減するのであれば、もっと政府もPRしてほしいと思います。私ももっと理解を深め、税理士として顧問先に積極的に伝えることにより、低炭素社会の実現に貢献できるのですが。

投稿: 白土賢一 | 2008年9月30日 (火) 10時28分

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